アインシュペナーとは?

アレンジコーヒーの世界には、濃く抽出したコーヒーに生クリームを浮かべた「アインシュペナー」というデザートコーヒーがあります。日本では、ウインナーコーヒーと呼ばれるアレンジコーヒーが近しい名称になります。
この記事では、アインシュペナーついて、その魅力と由来について探求していきます。コーヒー愛好家にとってアインシュペナーは新たな体験と味わいの発見があり、このユニークなアレンジコーヒーは、暖かいコーヒーと冷たい生クリームのコントラストが心地よく、味わいと同時にリラックス効果を楽しめる飲み物として多くの人に支持されています。
由来と歴史

アインシュペナーとは直訳で「一頭立ての馬車」を意味し、かつては馬車の御者に好んで飲まれていた、コーヒーの上に生クリームを浮かべたオーストリア発祥と言われている伝統的な飲み物です。疲れを取るための砂糖やクリームの膜による保温効果、手綱を握りながらでも片手で飲めるように取っ手付きのグラスを使用するなど、馬車を引く御者が暖を取りながら仕事をするための様々な工夫が凝らされたメニューです。
近年ではコーヒーカップではなく透明なグラスで提供されることの多いこのドリンクは、コーヒーとクリームのコントラストが見た目にも非常に美しい1杯です。その見た目とスイーツのような濃厚な味わいから、近年韓国のカフェではアインシュペナーが大人気メニューの1つとなっています。

アインシュペナーの基本的な成分と作り方
アインシュペナーを作るために必要な材料はシンプルです。
以下は、アインシュペナーの基本的な成分とその作り方です。
【材料】
- 濃いめのコーヒー、もしくはアメリカーノ
- ザラメ 小さじ2程度(お好みの量)
- 生クリーム コーヒーと同量(お好みの量)
【作り方】
- 耐熱性のグラスにザラメを入れておく
- コーヒーをその上から注ぐ
- 好みの硬さに立てた生クリームをコーヒーと同量乗せる
生クリームはお好みの硬さに立て、植物性だとあっさり目に、動物性だと濃厚な味わいに仕上がります。甘党の方はクリームを立てる際に砂糖を多めに入れます。ザラメは混ぜずに味わいの変化を楽しみますが、お好みで最初から混ぜておくと生クリームが浮きやすくなります。また、甘いのが苦手な方はザラメを抜いて作ります。

アレンジ
アインシュペナーは基本のレシピでも美味しく飲めますが、アレンジをしても違った美味しさが味わえます。
トッピング
クリームの上にココアやチョコソース、キャラメルソース、はちみつ シナモンなどのお好みのものを乗せてみましょう。
見た目も可愛く、ちょっと贅沢なアインシュペナーが楽しめます。

クリームをアレンジ
基本のレシピではクリームに砂糖を入れるだけでしたが、泡立てたクリームにアレンジを加えます。
クリームを少し固めに泡立て、そこにメープルシロップやはちみつ、を少量加えて、やさしく混ぜます。この時、クリームに入れる砂糖の量を減らしておくと甘くなりすぎません。メープル風味、はちみつ風味のクリームがコーヒーの苦味と混ざり合って、ひと味ちがうアインシュペナーになります。

チーズアインシュペナー
実は相性が良いチーズとコーヒー。
クリームを泡立てる際に、クリームの3分の1くらいの量のマスカルポーネチーズを混ぜ、上からココアパウダーを振りかけます。爽やかさとまろやかさ、ティラミスのような味わいが楽しめます。

黒糖アインシュペナー
ザラメの代わりに黒糖を使用し、クリームを立てる際には粉末の黒糖を入れます。
コーヒーと黒糖のそれぞれが持つ深いコクが合わさり、とても味わい深い1杯に仕上がります。

カフェ・マリアテレジア
オーストリアの女帝マリアテレジアが愛したとされている「カフェ・マリアテレジア」。
深煎りのコーヒーにオレンジリキュールを加え、上からクリームを絞ります。その上に砕いたキャンディを乗せ、見た目も香りも華やかな1杯です。
カラフルなキャンディを飾れば見た目がとても可愛らしくなり、女帝が愛したとあって気品あふれる味わいです。

楽しみ方

同比率でアインシュペナーにはホイップクリームが乗っているため混ぜて飲むと思う方も多いかもしれませんが、アインシュペナーは混ぜずに飲むのが通の飲み方と言われています。
- まず初めにクリームとカップの隙間からコーヒーをすすり、コーヒーの苦味を感じます。
- 次にコーヒーと一緒にホイップクリームを飲み、コーヒーとホイップクリームが混ざることで甘みと苦味が調和したまろやかさを愉しみます。
- そして最後にザラメ糖のザラザラ感の食感とともに砂糖の甘さを感じます。
このようにアインシュペナーは混ぜずに飲むことで一度で3度楽しむことも可能です。混ぜてももちろん美味しくいただけますが、混ぜてコーヒーがこぼれる可能性に注意します。




