極細挽き、高圧力抽出

エスプレッソの味わいや香りには、豆の挽き具合が大きく影響します。挽き目が細かすぎると、苦味ばかりで、挽き目が粗すぎると、甘味が足りなくなってしまいます。粒度は、豆の種類や抽出器具、環境温度などによって調整する必要がありますが、エスプレッソの場合は一般的には極細挽きです。その中でも挽き目の粗さをさらにマクロで細かく微調整することで、理想的な味わいを引き出します。細かく挽いた場合には、挽き目の大きさがおおよそ0.1mm~0.3mm程度とされ、粗く挽いた場合には挽き目の大きさが0.5mm~1.0mm程度となります。
エスプレッソの味わいを引き出すためには、挽き目の微調整に加え、抽出の管理、時間や温度、豆の種類など様々な要素が重要となります。より良いエスプレッソを楽しむためには、豆の選定や抽出方法にも注意を払います。
香りと味わい

エスプレッソは濃厚なコーヒーの香りと味わいが特徴です。つるつるとした舌触り、強烈な香りや味わい、鼻から抜ける太いアフターテイストを楽しみます。豆の品種や産地、焙煎の度合い、抽出の方法などによっての変化を楽しみます。
煮詰めたような濃厚な香りが特徴的で、豆の種類によって、フルーティーやチョコレート、ナッツのような香り、花のような香りなど、様々な要素が感じられます。抽出した直後の香りは空気に触れることで徐々に薄れていくため、時間の経過、温度の低下によっても味わいが変化します。苦味や酸味が強く、濃厚な油分のコクがあります。豆の品種や産地、焙煎の度合いによって、苦味や酸味のバランスも異なります。豆を深く焙煎すると苦味が強くなり、豆を浅く焙煎すると酸味が強くなりますが、挽き具合や抽出の温度、圧力などにも影響されます。豆の種類や産地によって香りや味わいが異なるため、エスプレッソの香りや味わいを楽しむには、豆の品質や焙煎の度合い、抽出方法、様々な豆を試します。
楽しみ方
- シンプルに楽しむ
エスプレッソは、シンプルにその味わいを楽しむことができます。カップに注がれたショット1杯をそのまま飲むだけです。濃厚で豊かな味わいがしっかりと感じられます。本場イタリアでは、砂糖を入れ溶かさずにスプーンで数回まぜてから飲むという風習が始まりました。 - アメリカーノ
アメリカーノとは、エスプレッソにお湯を加えたコーヒーのことです。アメリカーノにすることで、より軽やかでスッキリした味わいに変わり飲みやすくなります。アメリカーノはエスプレッソが苦手な人でも楽しめる、ドリップコーヒにおける「アメリカン」に位置します。 - カプチーノやラテにする
エスプレッソをミルクで割ることで、よりクリーミーでまろやかな味わいに変わります。エスプレッソとミルクのバランスが良く、コーヒーの味わいを楽しみながらも、より軽やかな飲み物に仕上がります。エスプレッソとミルクがラテ、エスプレッソと泡立てたミルクを楽しむのがカプチーノになります。 - フレーバー、シロップを加える
エスプレッソにシロップを加えることで、様々な味わいを楽しむことができます。バニラやキャラメル、ヘーゼルナッツなど、さまざまなフレーバーのシロップがあります。自分の好みに合わせて、シロップを加えてみるのも楽しい方法です。 - グラスで楽しむ
エスプレッソは、グラスで楽しむことで、色や濃度がよく分かり、視覚的にも楽しめます。
アイスにして楽しむ方法もあります。


魅力
エスプレッソが誕生した本場イタリアでは、仕事の合間ごとにカフェに行き、エスプレッソを注文し、軽いコミュニケーションをとる、ということが広まり、カフェ文化が発展しました。この文化には、限られた時間の中でもコーヒーを楽しむ工夫が生活の中にあります。一息入れる習慣、という遊び心がエスプレッソの魅力のきっかけです。




